• ジェームズ・シモンズJames Simmons

BIOGRAPHY

ジェームズの映像は、彼を取り巻く世界での経験を物語る。
彼は訪れた場所や出会った人々に触発され、彼がじかに体験した物語や空気、感情を基に映像を創作し、しばしば人々と、景観、建築との関係についての物語を語る。

ジェームズ・シモンズは、ファインアートフォトや示唆に富んだ作品、またウエディングフォトの分野で、国内の価値ある賞をいくつも受賞している。
彼は、オーストラリアのパースを本拠地にし、コマーシャルフォトや芸術的なウエディングフォトを専門に活動している。
彼はまたエディス・コーワン大学において、写真家養成のための教育・指導にも携わっている。

 「良質な情報を他者に発信することが、私の強い望みである。私の両親は教師であり、私自身教えることが得意で、面白い物語を語ることが好きである。単純な要素を用い、明確な意思を伝えようと観る人に提示するとき、私の写真には確かにこの特性があふれていると思う。しかし私の写真は、プリントで思いを伝える性質上、謎と複雑さをはらんでもいる。」

 「私は、人と景色に何らかの関係がある場面を創造するのが楽しい。私はしばしば比較的ありふれた場所で撮影するが、それが風変わりな場所で行われたかのように、謎めいて見えるように工夫を凝らす。旅に出ることは私の創作の重要な過程であり、いつもの居心地の良い場所から抜け出し、やがて夢中になる非日常の光景を目の当たりにすることができる。」

 「私の示唆的な作品作りは、フォトジャーナリズムを学ぶことによって発達し、与えられた主題に必要な様々なレベルに刺激を受けている。物語を伝える必要性が何よりも大切であり、あらゆる写真の要素を捉えることは、やりがいのある作業である。」「私は課題の最初のショットに興味をそそられる。それは一枚の映像が物語の全容を包含する必要があるからだ。私は一枚の映像から物語全体を語ることができるように、深く考え込み、ややもすれば憑かれたようになる。アイコンとなる映像を手に入れようと考えると、わくわくするのだ。」

 「私の写真は、力強いフォトジャーナリズムではないかもしれないが、現実の情報が持つ要素を含んでいる。それは物語や場所の私なりの解釈であり、観る人に何らかの解釈を伝えている。それは物語を語ることと創ることが混ざった、私にとってはかけがえのない瞬間なのである。」

QUOTE

「私の思いをプリントにする必要がある時、ゴールドファイバーシルクが私の期待に存分に応えてくれる。私のインクジェットファインアートプリントが、暗室で何時間もかけて現像されたもののように見えるという事実に満足している。その色調は本当に素晴らしい。」

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